2012年4月11日水曜日

どーか誰にも見つかりませんようにブログ:世相・社会 - Livedoor Blog(ブログ)


週刊新潮2/2号が特集記事として「小沢一郎、糟糠の妻が家出した理由」という記事を取り扱いました。まぁ、どうでもいい記事ですが、なにやら、小沢一郎センセイが奥様と別居をしているという記事で、昨年末あたりから週刊誌らの記者は、動向を掴んでおり、それを週刊新潮が記事として取り上げたものでした。

で、その後に週刊ポストが週刊新潮を攻撃していたと記憶しています。週刊ポストは小沢一郎を擁護するスタンスで一貫しているので、「別棟で生活しているのは周知の事実で別になんでもねーよ。新潮は小沢を叩きたいから叩いているダメ週刊誌だ。イメージで小沢バッシングをしているだけであり、小沢さんは陰謀に嵌められているのである」というようなニュアンスの記事だ� �た記憶があります。

場外乱闘の話なので、やっぱり、そんなものかなと思っていたら、今度は大分、時間を経てから週刊文春3/22号が「小沢一郎『完全別居』次男とクラス和子夫人を直撃」という記事を掲載している。別に、週刊誌同士の小競り合いではあるのですが、ちょっと怖いなと感じるのは週刊ポストさんの小沢擁護が過ぎることでしょうかねぇ…。(実際、大きく取り扱われることが多いのは紙媒体だと、週刊ポストと夕刊フジしかないんですけど。)

別居してようが、別居していまいが、そこに関心はありませんが、これほどまでに報道スタンスが違うというのは、どうかと感じます。事実関係そのものは明白であり、果たしてバッシングに値するのかどうか…。なんとも解せませんが、おそらくは、小沢一郎という 政治家は、常に派閥内抗争をしているから、常に政局をつくり出す御仁なんだと思いますけどねぇ…。ずーっと昔からこうですし…。

で、どうやら無罪判決が濃厚になってきたような空気もちらほら。

これは何度でも繰り返しますが、身の潔白が証明されて無罪になったとか、陰謀に嵌められたとか、そういう稚拙な話じゃありませんよ。おそらくは、クロに近いグレイだろうが、小沢センセイは逃げ切ってしまいそうだ、という話だと思います。


何は、書面で場所を設定している?

信じられないことに、この法廷の論点は「政治とカネ」であったハズなのに、法廷戦術だとかなんだとかで、検察の不正を暴く、検察批判裁判にすり替えられてしまっている。いわゆる識者であるとか、司法関係者は、O.J.シンプソン裁判で見られたような、そうした論点の摩り替わりに気付いて良さそうなものなのに、気付かないという、もの凄い不可思議がある。見事に陰謀論が成功してしまったケースにも見えますかねぇ。

で、ここからが本題です。

いわゆる「小沢法廷」のクライマックスは、本年の1月10日と11日であったという。何故なら、その日、小沢被告自身が、その日、検事役をしている指定弁護士側のエース大室俊三氏との直接対決が� ��ったから。

その頃には新聞各紙も取り上げていたと思いますが、小沢さんがグダグダだったという印象がありますが、その後、小沢シンパによって取調段階に於ける検察側の不正が暴かれる形で、小沢無罪が既定路線になりつつある。実に不可思議な流れになっています。

以下、週刊文春1/26号で森功さんが記した「小沢一郎を国会に証人喚問せよ」を参考に、そのクライマックスシーンを回想します。

やはり、核心は《四億円》に関する部分でしょうか。これは元秘書の石川知裕氏にビニールパックした現金4億円を渡した事を巡っての攻防。(1月11日第13回公判のワンシーン。)

大室「石川さんに渡した際、ビニールにパックした現金を紙袋に入れてあったのですね? 金庫にはパック状態で保管してあったの� �すか?」

小沢「具体的なことは記憶していません。入れてあったのかもしれないし、私が入れたのかもしれません」

そういう、やりとりが実際に法廷であったよう。これに納得できるかというと、私は出来ませんかねぇ…。

続けます。(敬称などは省きます。)

ゼネコンなどが関係者に裏金を渡す際、一千万円の札束の塊を【煉瓦】と隠語で言い、更に、その煉瓦10個を敷き詰めるようにした一億円の札束を【座布団】と呼ぶのだそうな。石川証言では、一億円分のザブトンを新聞紙でくるんで傍目には分からないように細工をしていたと展開されてきた。

小沢は、そのザブトンに関する質問に、

「ビニールパックが四つかどうかは覚えていないが、確かに一つはあった」


俳句の詩は何ですか

と答えたという。つまり、石川証言と一部の事実を刷り合わせるような事を口走ったと思われる。そこで、すかさず、大室が畳み掛けた。

大室「紙袋に入れたり、新聞紙で包んだりしたのは、誰ですか?」

予期せぬ質問に小沢はたじろいだ。

小沢「うー、それは、たぶん、僕だと思います」

カットインしますが、あのー、率直な感想として「へ?」と思いませんかね、これ。だって、あの小沢さん自らが現金の札束を紙袋に入れたり、新聞紙で包んだと自分で証言しているんですよ。なんだ、そりゃ。

事実関係そのものは法廷での出来事だから、森さんとてデタラメなんて書きませんよ。つまり、小沢大先生は、ホントに、そういうヘンテコ� ��発言を法廷でしているんだと思いますよ。

で、その小沢の反応を受けて、大室は

「10キロもの重たいものを、あなたが紙袋に入れて新聞紙で見えないようにする――どうして秘書にそういう作業をさせなかったんですかねぇ…御忙しいあなたが(何故?)…」

この法廷シーンでは、法廷にいた誰もが驚き、指定弁護士やジャーナリストらからは苦笑が洩れたとも森さんは記している。実際に森さんは休廷のあいだに東京地裁の玄関脇ソファーで、同じく傍聴していたジャーナリストの青沼陽一郎さんから

「あの証言には驚きましたね。4億円の受け渡しのところ。小沢一郎が重い10キロの現金を抱えて新聞紙にくるんでいる姿を想像してしまいました。それを紙袋に入れて秘書に渡したと言うんでしょ? 笑って� �まいましたよ」

と声を掛けられたと克明に回想している。

正直、この10日と11日の法廷シーンは、それこそテレビ中継して欲しいもんですけどねぇ。発言だけ拾っても、ひどいですよね。「記憶にない」と「分からない」が連発されたことは、新聞各紙でも報じられましたが、それ以外にも

「今までに一度も収支報告書を見たことがない」

と10日(12回公判)に答弁している。

また、11日(13回公判)では、新聞でも報じられたように小沢が「知らない」を連発するあまり、不自然なことになったシーンがある。

大室「あなたのところに(石川さんが銀行融資の書類を持ってきて)サインを求めてくる直前に、石川さんが既に土地代金(としての四億円)を支払っているのは御存知ですね?」

小沢「知� ��ません」

大室「えっ?! 今は御存知ですね?」


する方法を書き込みgolberg (1986)

小沢「この法廷での(石川)証言でしょうか? それも申し訳ありません、物覚えが悪くて(知らないのです)…」

その石川証言とは、わずか二ヶ月前の法廷で語られた証言であり、それをも「知らない」と小沢が答えてしまっている。

大室「あなたは、その事実を今(1月11日現在)も知らないとおっしゃるんですか?」

と畳み掛けたという。

「知らない」と言い続けていれば裁かれないのだろうか。

まだ在りますよ。それは収支報告書はじめ、関係書類に対しての署名や捺印に関して。「そんな事は知らない」と突っ撥ねまくっており、日頃から秘書任せだったのだという事になってしまっている。多くのジャーナリストが「コピー用紙の裏面をも使わせている小沢が署名や印鑑を� �書任せにしていたし、預金通帳も秘書に管理を任せていただなんて!」となった、アレです。

小沢は四億円を借り入れるにあたっての書類には自署を認めたが、大室に

「では、印鑑は?」

と尋ねられると、

小沢「えー、印鑑なんか、わたしゃ、押しません」

と答えている。

これ、分かりますよね。常識的に考えれば何かの書類にサインするのと押印するのはセットです。これだとサインはしたが、印鑑については知らず、秘書に任せていたという事になる。

そんな事が現実にあるだろうか。

一箇所の綻びではなく、何箇所も何箇所も綻びがあるように思いますけどね。これで、無罪にしてしまうなんて、日本の司法、ちょろ過ぎませんかね....。

奇しくも、木嶋なんたらという名器の 持ち主だという女性が、色気で釣って、何人かの男性を殺害したのではないかという刑事事件の裁判が、ワイドショウやスポーツ新聞の脚光を浴びていましたよね。刑事裁判は質が違うそうですが、推量や推定を認めないというのも、おかしな風潮ではないかと思います。

木嶋なんたらの裁判では、最後に検察がカッコいいセリフを述べたみたいですよね。うる覚えですが、

「夜明けに雪が積もっていたら、それは夜中に雪が降って積もったものと考えるのが必然です。誰かがトラックで雪を運んできて雪を一面に撒いていったと考えるのは不自然です」

みたいなセリフでしたが、その通りだと思いますよ。人間というのは残念ながら嘘をつける生き物であるだけに。


なんだか昨今は推量の領域を全否定することが正義であるような、そうした論調の怪しげな知識人も目立ちますが、そんな事を言い出したら、悪党を喜ばすだけでしょうに。妙に感情的になったり、陰謀論に夢中になったり、論点そのものが検察批判になったりしている。

感情的になって自らのシンパシーで論じているジャーナリストがいたら、それはジャーナリズムじゃありませんよね。ジャーナリズムは客観性を持っていないと。自分のシンパシーに頼って、感情移入して論じているのはジャーナリストではなくて、広報マン、宣伝マン、或いは工作員だ。ひょっとしたらジャーナリストの中には無意識の内に工作員になっている可能性の人も居るように思える。

陰謀論も盛ん� �すよね。どうせ陰謀論をやるのであれば、何故、検察側から小沢被告に有利になる情報ばかりが出てくるのかも疑っていいんじゃないのって皮肉に思いますけどね。検察の内部に内通者がいるのではないか、とかさ。

政治家は政治を椅子取りゲームだと勘違いしており、弁護士も裁判をディベートのような勝敗を決するためのゲームか何かだと勘違いしているように思いますかね。フィギュアスケートに例えるなら素晴らしい演技をすることよりも、相手がコケることを期待しているかのような本末転倒の勝利至上主義が潜んでいる。法廷で嘘を吐いたとして、それでも勝てばいいというのは、もう、ヤクザの論理に近いと思いますが、どうも論者によっては言葉のハシバシに、そうした奢った勝者の傲慢を感じる。

AIJ投資顧問� ��話にしても、「バレなきゃ、また稼いで穴埋めできるさ」って嘘をついたが挙げ句の大破綻だし、ちょっとはモラルってもんを考え直す時期に来ていると思いますけどねぇ。それこそ、幸福の科学の教祖が近年の日本人の有り様を悲観して「アマテラスの天罰が下った」と口走ったようですが、そういう気分にもなってくる…。



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